2024年 あけましておめでとうございます
2024年の元旦に「能登半島地震」が起きました。かけがえのない大切な人や生活が奪われ、避難を強いられている方々のことを思うと、無力感に苛まれます。深く哀悼の意を表するとともに、被災された皆さまに謹んでお見舞い申し上げます。
また、昨年を振り返ると「不正判明」が印象的な1年でした。自民党最大派閥である安部派の政治資金規正法違反(いわゆる裏金問題)・ビッグモーターの保険金不正請求・旧ジャニーズ事務所の性加害問題…すなわち政界・財界・芸能界それぞれを代表するリーダー的存在が「自らの欲望実現のために他者を食い物にする」「道義的に誤ったことでも自らの存命中に明るみに出なければいい」という生き方・価値観を持っていた、ということでしょう。
大学入学共通テストを翌週に控えた今、思い出すことがあります。数年前になりますが、共通テスト中に通信機器を使って家庭教師と連絡をとりカンニングをした受験生がいたことです。前述の事例とはスケールは違いますが「道義的に誤ったことでも自らの存命中に明るみに出なければいい」という考え方に基づく行動だったのではないでしょうか。本質的に同義ととらえると、大学入試に臨む姿勢から生き方・価値観の土台づくりは始まっている、ともいえるでしょう。
東進金沢有松校は予備校であり「大学入試を通じて学力を磨く場」ではありますが「将来に向かってどんな生き方・価値観を携えていくか」も学べる場でありたい。様々な難題が降りかかろうとも、知恵と工夫を重ねて明るい未来創造をする人財が巣立っていく校舎でありたい。ここ半世紀の日本を作ってきた体制が崩壊しつつある今、かつて松下村塾の塾生が倒幕して明治政府の礎を築いたように(吉田松陰の言葉を校舎に掲示している理由です)。
奇しくもゴールデングローブ賞のアニメ映画賞に、日本作品が初めて選出された日でした。宮崎駿監督が公開したその映画タイトルは『君たちはどう生きるか』
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