新しい武器
新学習指導要領により、令和6年度から大学入学共通テスト科目に「情報Ⅰ」が追加されました。
大学により「情報」の配点は異なりますが、例えば金沢大学の配点は100点から50点に圧縮されます。
たった50点と思う人もいるでしょう。でも、受験は1点がとても大事です。
新しい教科である「情報」は、他の教科に比べると範囲も狭く、
しっかりと理解することで点数を伸ばしやすいと思います。
1点を確実に積み増しできる教科です。
「情報」は1年生で履修する学校も、2年生で履修する学校もありますが、
3年生になると受験までのカウントダウンが始まって、
これまで習ったことを復習する時間が取れなくなってゆきます。
「情報」を学ぶ時間がが限られる中で、しっかりと身に付けられなければ点数が伸びず、もう一度やり直すことになります。
もしくは諦めるしかありませんが、ここで1点の差が重みを増してきます。
「情報」は、今私たちが暮らす情報化社会の基礎となっており、
これから必要な知識が詰まっています。
関心と興味を持って、身に付けてほしいと思います。
「情報」の代名詞である、コンピュータプログラミングの世界では、
プログラムによってソフトウェアやサービスが出来上がるまでの過程を「工程」と呼びます。
この「工程」の中で、最もやってはいけないことはやり直しです。
一度進めたことを後からやり直すこと、専門用語では「手戻り」(てもどり)と言います。
「手戻り」すると予定外の時間やお金がかかって失敗の原因になります。
もし皆さんが、一度しかない「情報」を学ぶ機会を逃してしまったら、
3年生になってから共通テストが迫る中で、「手戻り」をしなければなりません。
1点を争う中で、たいへんな負担と苦労が予想され計画も狂います。
他の教科もしっかりと頑張って、「情報」を得意教科にすれば戦える武器になります。
「情報を制すものが戦いに勝つ」のです。

金沢大学 電子情報通信学類 金沢錦丘高校(新体操部)出身
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