放射線
一気に気温が下がってきましたね。夏が完全に終わり、秋を感じられるようになりました。季節の変わり目で体調を崩さないように、体調管理をしっかりしていきましょう!ここ最近のHR案内がメンタル系の内容が続いているので、少しテイストを変えようと思います。今回は、僕の大学の専攻である「放射線」について話そうと思います。
「放射線」と聞くと皆さんはどのような印象を持ちますか?真っ先に思い浮かぶのは、放射線は危ない!という印象でしょう。他には、レントゲンやCTなど医療で使われていると思う人もいるでしょう。放射線の歴史として、1895年にレントゲン博士がX線を発見したことから始まります。X線が発見されてから現在に至るまで、まだ100年ちょっとしか経っていないということです。非常に歴史の浅い学問になります。特に医療分野で目覚ましい発展を遂げました。放射線の種類としては、X線・α線・β線・γ線・電子線などいっぱいあります。物理学系は、理系の皆さんが習う「原子」の分野のように、表面上や特殊な条件の時だけなら難しいことはあまりないです。しかし、詳しく勉強すると、相対性理論などが絡んでくる奥深い学問になります。
ここで少し不思議な話をしましょう。皆さんは今、放射線を浴びていますか?
………正解は、浴びています。1年間日本にいると平均で約2.1mSvの被ばくしています。これは、レントゲン撮影を約40回撮った時の被ばく量に相当します。しかしこの被ばく量が世界でも、日本でもどこにいるかで変わってきます。世界では、中国の陽江県、インドのケケラ州などが日本の7~300倍の被ばくをします。また、日本では岐阜県が一番高く、神奈川県が一番低いです。日本の中でも差が生じます。これの理由は地域の地質にあります。詳しくは調べてみてください。もしかしたら地理の勉強になるかも??
皆さんには、大学に入学することが最終目的ではないはずです。大学は教育機関であり研究機関でもあるため、レントゲン博士や最近ノーベル賞を受賞した坂口先生のような研究者がこの中から出てくれることを祈っています。こんな研究をしたいと考えながらモチベーションにつなげてください!

金沢大学 医薬保健学域 保健学類 診療放射線技術学専攻
金沢二水高校 硬式テニス部 出身
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