数学で安定して点数を取る
こんにちは。今日は数学で安定して点数を取れる人はどのような人かについての自論を語りたいと思います。
数学で安定して得点できる人と、そうでない人の違いはどこにあるのでしょうか。僕は数学の得点力は、発想力よりも「解法パターンの整理ができているか」に起因していると考えています。入試問題には毎年新しいテーマが出題されているように見えますが、根本の考え方や筋道は案外共通しており、“頻出の型”が存在します。
たとえば二次関数なら平方完成をして頂点を求め、最大最小へつなげる流れ。微積分なら導関数で増減を調べ、極値を見つけて面積へ応用する流れ。ベクトルなら内積を利用して垂直や平行の条件を整理し、座標で具体化する流れ。
こうした手順はすべて「型」であると捉えることができます。したがって問題文を読んだ瞬間に、この型のどれに当てはまるかを判断できることが大きな武器になると考えることができます。
型として問題を捉えることができれば、模試や定期テストで問題文を読んだ後に解放を想像するという手間を省くことができ、解答時間短縮になります。時間に余裕ができると全て解き切ることはもちろん、ケアレスミスを減らすことにもつながります。
それではどうすれば「型を引き出せる状態」を作れるのでしょうか。まず引き出す型がなければ何もできないのでチャートやフォーカスゴールド、レジェンドを2周以上回してみましょう。
そして引き出す型を貯めた後に、模試や過去問を解き進めながら、「この問題はどんな解法で解けたのか」を常に意識し、似たアプローチをする問題同士を関連付ける習慣をつけましょう。そうすれば自然と「この解法パターンの代表問題はこれだ」と関連づけて覚えられますし、新しい問題と出会ったときにも、どの引き出しに入るかを意識する習慣が身につきます。
以上が僕の自論になります。もし共感してくれる人がいるならば試してみてください。

金沢大学 理工学域 数物科学類
金沢錦丘高校 硬式テニス部 出身
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