将来を今一度考え、学部・学科選びを見直そう
こんにちは。夏休みは有意義に学習できたでしょうか。全力で取り組めた人は、その努力を今後も継続してください。十分にやり切れなかったと感じる人も、過ぎた時間を悔やむのではなく、今日から取り返すつもりで努力していきましょう。
早速ですが小川は入学時の学部での学習内容に関して、自分の将来像との方向性の乖離があったため学部学科を変更して大変苦労したという過去があります。皆さんに同じ苦労を課さないためにも、以前にも同じようなHR案内で主張しましたが、改めて一度勉強という題を外れて進路に趣旨を置いて述べさせていただきます。
勉強も大事ですが、その努力をどこへ向けるのかを考えることも同じくらい大切です。模試の判定や偏差値ばかりを見ていると、合格できそうな大学へ入ることが最終目標になりがちです。しかし、大学合格はゴールではなく、四年間の学びの出発点だと僕は思います。受験勉強が本格化した今だからこそ、自分が選んだ学部・学科で本当によいのか、一度立ち止まって考えてみましょう。
将来を考えるといっても、高校三年生地点で一生の職業を決める必要はありません。まずは、何を知ると面白いか、社会のどんな問題を解決したいか、人、物、数字、自然のうち、何と向き合うことが好きかを考えます。職業から考えても、「生物の仕組みを研究したい」のように興味から考えても構いません。
注意したいのは、学部名だけで学ぶ内容を判断しないことです。同じ「情報学部」でも、人工知能を中心にする大学もあれば、メディアや社会との関係を重視する大学もあります。「生命科学」も、医療、農業、環境、基礎研究など方向性はさまざまです。学部名だけでなく、必修科目、授業内容、研究室、取得できる資格、卒業後の進路まで確かめる必要があります。
大学を調べるときは、理系であれば研究室の概要、そして文系であればゼミで扱っている事象について大学のホームページから調べてみることをお勧めします。まだ高校生なので専門的な部分はわかりかねるところもあると思いますが、おおまかにどのようなテーマがあるのかを抑え、いまより将来像に具体性を持たせる礎になることは間違いないでしょう。また大学ごとの進路実績等も公開している大学も多いので確認してみるといいと思います。
見直した結果、志望学部が変わっても、それまでの勉強は無駄になりません。反対に、「やはりここで学びたい」と確認できれば、受験勉強にも意味が生まれます。何点取るかだけでなく、その先で何を学び、どんな自分になりたいのかを考える。進路を選び直すことは迷いではなく、自分の将来に責任を持つための大切な行動です。

金沢大学 理工学域 数物科学類
金沢錦丘高校 硬式テニス部 出身
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